ゼファー400 エンジン オーバーホール

ゼファー400のエンジンの腰上O/Hの紹介です。

当店での納車時のサービスでやる範囲なので全てではありませんが…<m(__)m>

 

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ここまではお手伝いさんに降ろしてもらいました(^^)/

まずはこの辺を取り外し~

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右のカバーとタペットカバー、プラグにインマニは作業に邪魔なので先にはずします

 

 

 

 

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非常に見づらいですがこのTのマークを合わせると

カムシャフトがこんな感じになるはず…

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Z/5とEXのマークですね。

Tをあわせてもここにこないときはもう一周まわせば来るはず。

因みにこのとき間のチェーンのコマ数は43です。

今からバラすので僕的には別に見なくてもいい気がしますが僕にエンジンを教えてくれた師匠が必ず見ろと言っていたので見て下さい<m(__)m>

組むときは必ずこのように組むので覚えておかなくてはいけないので見た方がいいんでしょうね~(*´з`)

GPZ400とかZ400GPとかZ400FXだとスプロケが違ってついているのでたまーにそんな

カムシャフトがはいっているのでバルタイを見るときはぼくはこっちのシャフトの切り欠きの位置で合わせます(^^♪

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これで組むときは迷わねーぜ!!ってなったら一気にバラシて行きます。

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テンショナー外して~

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カムシャフト外して~

因みに取った部品は同じ所に戻せるように分かりやすく~

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ここまで来たらこんな感じです(‘◇’)ゞ

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次はヘッドを外して~

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シリンダーも抜いて~

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大体のバラシは終了!!

つぎはヘッドの解体(^^♪

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こんな感じで一つずつ外していくのですが…

みんな色々なやり方していますが私流で(^^♪

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タコ棒でキュポンって抜くと中にシムがはりついています。

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これ重要なので必ず位置を覚えて置いてください<(_ _)>

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キュポンをしたらバルブスプリングコンプレッサーってゆう難しそうで単純な工具で中のコッターピンってゆーのを外します。

因みにバルブスプリングなんたらは手作りしてる強者もいますよ~(笑)

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全部外したらこんなんです。

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ちょびっとだけバルブも綺麗にして

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僕はこの程度までですが鏡面にするひともいるらしいですYO!!

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先ほど使ったタコ棒で全てのバルブを摺合せ!

バルブコンパウンドで適度にスリスリして~。

あとはバラシたものをすべてガスケット剥がして綺麗にカーボン取って組みつけていくのみ!!

 

 

 
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綺麗にするところとガスケット剥がしが終わったので組みつけていきます(‘◇’)ゞ

ガスケット剥がしは根気がいりますが皆さん頑張って下さい!

因みに僕は~

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この3種類でいきますよ(´・ω・`)

オイルストーンは無いとしんどいかも?

出来るだけ小さいのがやり易い!!

 

次は古いピストンリングを取って交換。

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新しいものはばり取りしていきます。

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分かりづらいですがこの角の所を~

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こんなの使って~

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こんな感じに!

完成!!

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単純な作業ですが意外に時間がかかります!!

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組んだらこんな感じで前後を交互にいれていきます。

ピストンリングは上下むきがあるので気を付けて下さい。

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画像では全然わかりませんがRの刻印があるのでそっちが上(‘◇’)ゞ

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ピストンリングは完成!!

次はいよいよヘッドの組みつけ~

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不器用な人は大体ここで挫折します。

まずはバルブステムシールなるものをつけます。

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こーゆーのですがつける時に

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ちょっとネバネバする液体を付けて優しく入れてください(*´з`)

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指でも入っちゃうので…

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次に元あった場所通りにこんな順番で組みますがバルブが入りづらい時は曲がっているので交換です(‘◇’)ゞ

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ここがちょっと難しい!!

僕は初めてやった時1時間掛かりました(笑)

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完成~(´・ω・`)

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いよいよ組みつけ!!

この先が一番の難所!!

手が4本あれば簡単ですが…

ピストンリングを傷つけ無いように~

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装着!!

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ネバネバした液体は組みつけの時は至る時に使って下さい!!

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この先はトルクレンチ必須!!

無い人は外した時と同じ力で締めて下さい!!

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画像飛んでいますがヘッドも乗せてボルト・ナットを規定通り戻して~

一番シビアな部分です。

バルタイ。バルブクリアランス。シム調整。などなど

色んな言い方しますが…

元々の位置のシムは入れる前に計測しておくとらくですよ~。

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みたいな(^^)/

元通りに組みます。

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まずはTマークを合わせて

カムシャフトも排気、吸気できまっているので

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EXがこの位置のときにシャフトの切り欠きが

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この向きが排気

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Z/5がこの位置の時にシャフトの切り欠きが

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この向きなのが吸気です。

僕の知り合いが一度間違えているので皆さん気を付けて(^^)/

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チェーンは排気から組むと簡単ですよ~

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この状態で1番~8番まで全てのクリアランスをあわせて完了!!

 

1~4  0.15~0.25

5~8  0.1~02

だっけ?

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最後にここにちょっとオイルを貯めておくのが優しさ(^^)/

後はヘッドカバーを閉じて

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完成!!!!!!!

僕は最後にプラグホールからCRCを少し吹いて軽くクランキングさせてから1~4番の圧縮を計測します。

今回は全て11kgでした。

大成功!!!

 

私なりにわかり易く書いたつもりですがサービスマニュアルと平行してチャレンジしてみてください。

 

自分には無理かな~って方は是非、当店に発注下さい。

 

 

 

当店のエンジンO/H(空冷4発8バルブ)料金表

腰上O/H 基本工賃 8万円

腰下まで(フルO/H) 基本工賃12万円

その他部品代別途

ゼファー400

腰上部品代目安 約20000円

腰下部品代目安 約30000円

 

バルブガイド打替え、ボーリング、クランク芯出し、WPC加工、面研 等々は別途料金掛かります。

 

他店よりは安めに設定してありますが丁寧に作業は致します。

…と言うかギリギリの設定です。

 

当HPにてよく色々なエンジンO/Hの紹介をしておかげさまで沢山のご依頼を頂きます(^^)/

これ以上に安く設定は出来ませんのでご了承下さいm(__)m

 

 

 

 

 

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